面接の心構え

面接を受ける

書類選考を通ると、1次選考となる。ここでは、面接だけ行う企業と同時に筆記試験を行う企業がある。当然、面接のほうが重視され、筆記試験はそれを補足するものだが、選考の要素となることには違いはない。可能な限り対策を施したい。「筆記試験あり」とだけの連絡で、内容に関しての具体的な記載がない場合は、どんな試験をどんな形式で行うか問い合わせてもかまわない。

面接時の服装

服装や髪型は第1印象を決定する大きな要因の1つになる。第1印象で採否の判断を下す担当者もいる。清潔感、明るい印象を与えるように気をつけよう。

・ひげは当然剃る
・髪にはくしを通して整える
・スーツは折り目のついたものを
・ネクタイはシンプルなものにする
・Yシャツはアイロンのかかったものを
・靴は磨いておく

面接の流れ

1. 訪問・待合
待機室で雑誌を読む、喫煙するなどの行動は避ける。応募先のパンフレットを渡されたらそれを呼んでおとなしく待つようにする。
2. 入室
ノックをしてから入室する。自分の名前を名乗り、相手に促されてから着席する。
3. 質疑応答
質問にはハキハキした口調で答える。実体験などを含め、具体的に話すとよい。
面接の最後にはこちらから質問できることが多い。ここでは賃金などに関する質問はしないこと。賃金の交渉は相手から具体的に提案があってから始める。
4. 退室
面接の機会をもらえた事について、感謝を伝え、合否の連絡が来る時期を明確にしておくこと。

面接時のマナー

・遅刻は厳禁
・入退室のあいさつを忘れずに
・知ったかぶりはしない
・質問には簡潔に分かりやすく答える
・視線は面接官へ向ける
・敬語に注意する

面接で必ずされる 質問よく質問されることには答えを準備し、余計な緊張をしないようにして面接を受けたい。

・「なぜ当社に応募されたのですか?」
「今まで経験を生かして・・・」ではなく、何故その会社・職種を選んだのかを具体的に、転職・退職理由と矛盾しないように答えるようにする。
・「自己PRをしてください。」
選考に当たって、自分の強みになるのであればなんでもどんな事でもかまわない。ただし、それをどう業務に活かせるのかにつなげるようにすること。
・「何か不明な点はございますか?」
必ずある質問。「特にありません」では、意欲を疑われる場合もあるのでいくつか質問を用意してから面接に臨むようにする。
例)
中途採用の方はどれくらいいらっしゃいますか?
職場の平均年齢はどれくらいでしょうか?
御社では今後どのような事業展開を考えているのですか?
面接終了後に職場の見学をさせてもらっても良いですか?

筆記試験

・専門知識試験
応募した職種で必要な知識の試験。
同職種に応募したのであれば、今までの知識を整理しておくことで対策となる。
・一般常識試験
これは積み重ねが無いと分からないことが多い。
2,3日で覚えろと言われて覚えられるものではないが、直近の時事問題くらいは確認しておいたほうが良い。
・適正試験
学習力、判断力など基礎能力を試される。
公務員試験の問題集の文章理解問題・数的推理問題などを解くのが対策とつながるだろう。
・作文試験
表現力や論理性など多くのことが分かる試験。誤字や脱字に注意する。
課題は業種や職種に関係したことが多く、今までのキャリアに結び付けると書きやすい。